「今日の夕飯どうしよう……」と冷蔵庫の前で毎日5分悩む私が、ついにその悩みをClaude Codeで解決しました。
作ったのは「冷蔵庫シェフ」——冷蔵庫の写真を1枚撮るだけで、AIが食材を認識して今夜の献立を3つ提案してくれるiPhoneアプリです。しかも1回の指示で完成しました。
「Claude CodeでiPhoneアプリって作れるの?」「どんな指示を出したの?」と気になっている方にぜひ読んでほしい記事です。
きっかけ:毎日の「今日の夕飯問題」
うちは夫婦2人暮らしで、私が夕飯を担当しています。
仕事から帰って冷蔵庫を開けるたびに「これとこれで何か作れるかな……」と悩む時間が地味にストレスでした。レシピサイトで検索しても、冷蔵庫の中身に合ったものを探すのが面倒くさい。
「写真を撮ったら献立を教えてくれるアプリがあれば最高なのに」——そう思ってClaude Codeに話しかけました。
出した指示はこれだけ
📝 実際に使ったプロンプト
「冷蔵庫の写真から献立を提案するiPhone向けアプリを作って。Claude APIのビジョン機能を使って食材を認識して、今夜の夕飯メニューを3つ提案してほしい。難易度は「かんたん・ふつう・本格派」で1つずつ。冷蔵庫の食材と買い足すものを分けて表示して。」
以上です。これだけの指示で、Claude Codeは動き始めました。
過去の記事では「追加指示を10回以上重ねた」「エラー画像が13枚たまった」という体験をご紹介しましたが、今回は違いました。最初の返答が「冷蔵庫の写真から献立を提案するiPhone向けアプリを作りますね。写真解析にはClaude APIのビジョン機能を使うので、まずAPIの最新仕様を確認します。」——そのまま一気に作り上げてしまいました。
完成した「冷蔵庫シェフ」の機能
完成したアプリはこんな機能を持っています。
- 📷 撮影/写真選択——iPhoneのカメラを直接起動、またはカメラロールから選択
- 🥬 AI食材認識——写真をClaude APIに送り、冷蔵庫に入っている食材を自動で特定
- 🍳 献立を3つ提案——難易度「かんたん・ふつう・本格派」を1つずつ、すべて1時間以内に作れるレシピ付き
- 🛒 買い足しリスト自動生成——「冷蔵庫にあるもの」と「買い足すもの」を分けて表示
特に気に入っているのが「買い足しリスト」の自動生成です。「冷蔵庫の食材だけで作れるもの」と「あと少し買えば作れるもの」を区別して出してくれるので、今夜作るか明日スーパーで買ってから作るか判断しやすくなりました。
実際に使ってみた:冷蔵庫の中身で何が提案された?
試しに冷蔵庫の写真を撮ってみました。その日の冷蔵庫はこんな状態でした。
🥬 AIが見つけた食材
きのこの煮物(作り置き)・コーン・枝豆またはほうれん草の副菜・ウスターソース・ラー油(桃屋の辛そうで辛くないラー油)・はちみつ・柚子茶またはジャム類・納豆・ビール(アサヒ生ビール マルエフ)・牛乳・卵(作り置き容器内)・調味料各種
「ビールも食材として認識された!」と笑ってしまいましたが、精度はなかなかのものです。ラー油の銘柄まで読み取っていたのには驚きました。
提案されたメニューがこの3つです。
🥇 1位(かんたん):きのことコーンのバター醤油炒め 約10分
作り置きのきのこ煮とコーンを活用した、ご飯が進む簡単おかず。火を通すだけで完成します。
冷蔵庫の食材:きのこの煮物(作り置き)・コーン
買い足すもの:なし(完全に冷蔵庫内で完結)
作り方
- フライパンを中火で熱し、バター(またはサラダ油)を少量入れる
- きのこの煮物を入れて軽く炒める
- 水気を切ったコーンを加えてさらに炒める
- 醤油少々で味を調えて完成
🥈 2位(ふつう):コーンと卵の中華風炒め 約20分
コーンと卵を使った彩りのよい一品。ラー油でアクセントを加えた家庭で人気の炒め物です。
冷蔵庫の食材:コーン・卵・ラー油
買い足すもの:長ねぎ・鶏がらスープの素
作り方
- 卵をボウルに割り、塩こしょうを少々加えて溶きほぐす
- 長ねぎを細かく刻んでおく
- フライパンに油を熱し、溶き卵を入れて半熟状にしてから一度取り出す
- 同じフライパンで長ねぎとコーンを炒める
- 鶏がらスープの素少々と醤油で味付けする
- 取り出した卵を戻し入れてさっと炒め合わせる
- 仕上げにラー油を回しかける
- 器に盛り付けて完成
🥉 3位(本格派):きのことコーンの和風クリームグラタン 約50分
作り置きのきのこと牛乳を使った本格派グラタン。ホワイトソースから手作りする食べ応えのある一品です。
冷蔵庫の食材:きのこの煮物(作り置き)・コーン・牛乳
買い足すもの:玉ねぎ・鶏もも肉・薄力粉・ピザ用チーズ・マカロニ
作り方
- 鍋に湯を沸かし、マカロニを表示時間通り茹でて湯切りする
- 鶏もも肉を一口大に切り、玉ねぎを薄切りにする
- フライパンにバターを溶かし、鶏肉と玉ねぎを炒める
- 薄力粉を振り入れて粉っぽさがなくなるまで炒める
- 牛乳を少しずつ加えながら混ぜ、とろみがつくまで煮る
- きのこ・コーン・マカロニを加え、塩こしょうで味を調える
- 耐熱皿に移してチーズをのせる
- 200度のオーブンで15分ほど焼き色がつくまで焼いて完成
「1回の指示で完成」が当たり前になってきた
このブログで今まで紹介してきた体験——遅延通知アプリ、LAしおり、Suica連携——は、どれも「試行錯誤・失敗・修正の繰り返し」がメインでした。それも含めて正直に書いてきたつもりです。
でも最近、その体験が変わってきました。
1回の指示でアプリの骨格が完成して、細かい修正だけで使えるものになる。「詰まったらどうしよう」という不安よりも「どんな機能を追加しようか」を考える時間が増えてきました。
非エンジニアとして感じる変化を正直に言うと、「作ること」より「何を作るか考えること」の比重が上がってきた気がします。Claude Codeが進化するほど、使う側に求められるのは「うまい指示の出し方」より「面白いアイデアを思いつくこと」になっている感じがします。
まとめ
「冷蔵庫シェフ」は、日常のちょっとした「めんどくさい」を解決するためだけに作った小さなアプリです。
でも、1回の指示で完成して、実際に毎日使えるものができた体験は、以前の「エラー13枚との格闘」とはまた違う感動がありました。
プログラミングを知らなくても、「こんなものがあれば便利なのに」というアイデアがあれば、今の Claude Code はそれを形にしてくれます。あとは「冷蔵庫の前で悩む時間をなくしたい」というシンプルな動機だけで十分でした。
次の記事でも、日常のちょっとした不便をClaude Codeで解決した体験をお届けします。お楽しみに。


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