前編では、西武新宿線の遅延をきっかけにClaude Codeで通知アプリを作ることを決め、設計方針を固めるところまでお伝えしました。
この後編では、実際の開発中に起きたエラーの格闘、完成したアプリの機能、やってみてわかったことを正直にお伝えします。
「AIを使って作るのって、実際どんな感じ?」と気になっている方にぜひ読んでほしい内容です。
エラーとの格闘:開発の実況中継
① Yahoo!路線情報の取得でいきなり詰まった
Claude Codeに「Yahoo!路線情報から西武新宿線の遅延情報を取得して」と指示を出し、コードを生成してもらいました。「できた!」と思って実行すると——即エラー。
Yahoo!のページのHTML構造を解析して運行状況を抜き出す処理が、うまく動きませんでした。エラーメッセージをそのままClaude Codeに貼り付けて「これどういう意味?」と聞くと、原因と修正方法を丁寧に教えてくれます。でも直したらまた別のエラーが出る——この繰り返しでした。
最終的には、Yahoo!路線情報の特定のHTML要素(id="mdServiceStatus")を狙い撃ちして「平常運転」かどうかを判定するコードが完成しました。
② 指示した通りに動かない問題
コードが動き始めたと思ったら、今度は「思っていた動きと違う」問題が発生しました。
遅延していないのに通知が来たり、逆に遅延しているのに通知が来なかったり。原因は私の指示の曖昧さでした。
「遅延したら通知」という指示では判断基準が不明確でした。「平常運転から遅延に変化したときに通知」「遅延から平常運転に戻ったときに通知」と2パターンを明示することで、ようやく意図通りに動くようになりました。
💡 学び:AIへの指示は「いつ・何を・どうする」を具体的に。曖昧な指示には曖昧な結果が返ってくる。
完成したアプリの機能
格闘の末、完成したアプリがこちらです。
- Yahoo!路線情報から西武新宿線の運行状況を5分ごとに自動取得
- 遅延・運転見合わせ発生時:「⚠️ 西武新宿線 遅延・障害発生」とiPhoneに即通知
- 平常運転に回復した時:「✅ 西武新宿線 運転正常化」と通知
- 朝6〜10時・夕方17〜21時の通勤時間帯のみ監視
- 動作ログを自動記録
実際の動作ログにはこんな記録が残っています。
2026-05-20 06:21:25 [INFO] 状態: 平常運転
2026-05-20 07:09:30 [INFO] 状態: 平常運転
2026-05-20 07:14:32 [INFO] 状態: 平常運転
5分ごとにきちんと監視してくれています。完成したときの達成感は、正直かなりのものでした。「プログラミングできない自分が、動くアプリを作った」という事実が、思った以上に自信になりました。
やってみてわかった2つのこと
① エラーは「失敗」じゃなく「作業の一部」
最初はエラーが出るたびに「やっぱり自分には無理かも」と思っていました。でも繰り返すうちに、エラーはゴールへの通過点だとわかってきました。エラーメッセージをそのままClaude Codeに投げれば、必ず次の手を教えてくれます。エラーを恐れなくなると、一気に作業が進むようになりました。
② 「小さな不便」こそ最高のお題
「遅延を自動通知してほしい」という日常のちょっとした不便が、最高の練習テーマになりました。大きなものを作ろうとすると途中で挫折しやすいですが、「自分が本当に欲しいもの」を作ると、完成まで諦めずに続けられます。
まとめ
プログラミングゼロの私が、エラーと格闘しながらも「西武新宿線の遅延をiPhoneに自動通知するアプリ」を作り上げることができました。
Claude Codeは、プログラミングができない人でも「作る側」に立てるツールです。まず日常の小さな不便から、試してみてください。
次の記事では、別のClaude Code活用体験をお届けします。お楽しみに。


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